
マッターホルン観光でおすすめするツェルマットピークパスの買い方や購入場所、そのお得度を紹介します。
- ツェルマットを個人旅行で訪れる人
- ツェルマットピークパスの値段や買い方を調べている人
マッターホルンは、アルプス山脈の標高4,478mの名峰で、イタリアとスイスの国境に位置しています。
世界的な観光地になっており、麓のツェルマットにはマッターホルンの絶景を目的に多くの観光客が世界中から訪れています。
本記事では、ツェルマットピークパスを利用することで、どれくらいお得になるか、どれくらい混雑を避けられるか、実際に筆者がマッターホルンの訪れて確認しています。
ツェルマットピークパスについて
ツェルマットピークパスとは、マッターホルンの全ての展望台を追加料金なしで巡ることができるパスです。
パスには1日券や2日券も設定されていますので、自分の旅程に併せて購入することができます。パスを保有することで無料で利用できる区間は以下になります。
- ツェルマット ~ ゴルナーグラート(ゴルナーグラート鉄道)
- ツェルマット ~ フーリ ~ クラインマッターホルン(マッターホルングレーシャーパラダイス)
- フーリ ~ シュバルツゼー ~ フルック ~ トロッケナーシュテック (例年6月下旬より夏季のみ運転予定)
- フーリ ~ リッフェルベルク (リッフェルベルクエキスプレス 6/29~8/18運転予定)
- ツェルマット ~ スネガ ~ ブラウヘルド (例年5月末より運転予定 -ロートホルンへは運休)
- ランダ ~ テーシュ ~ ツェルマット
- ツェルマット内の路線バス
公式サイト1:マッターホルン展望台地図
公式サイト2:リフト・ゴンドラ リアルタイム情報
ツェルマットピークパスの購入方法・購入場所
ツェルマットピークパスは当日購入と事前にインターネットで購入する2種類の方法があります。
現地購入の場合は、ゴルナーグラード鉄道のツェルマット駅内の窓口で購入できます。 休日やハイシーズンは窓口が混雑していますので、時間に余裕を持って行きましょう。
ツェルマットピークパスは、インターネットで購入することも可能です。
日本語サイトと英語サイトの両方がありますが、英語サイトで購入する方が安い値段設定になっています。
英語サイトの場合、カレンダーで日付を選択して決済を行うだけですので、特に難しいことはありません。
購入サイト1(日本語):KKday ツェルマットピークパス
購入サイト2(英語):Zermatt Bergbahnen ツェルマットピークパス購入ページ(英語)
スイスハーフフェアカード保有でツェルマットピークパスが割引
ツェルマットピークパスはスイスハーフフェアカードを保有することで、最大25%OFFの割引料金で購入することができます。
スイスハーフフェアカードとは、スイス国内の鉄道がすべて50%OFFになる鉄道パスで120フランで購入できます。
スイスの鉄道は運賃が高いため、複数回の鉄道移動を行う方はスイスハーフフェアカードを保有したほうがお得になります。
ハーフフェアカードの購入方法やメリットについては別記事で詳しく紹介しています。

なお、ハーフフェアカードのみを持っているだけでもゴルナーグラート鉄道は割引対象になり、運賃が半額になります。
ただ、その他のマッターホルン展望台は割引対象ではありませんので、正規料金になります。
ツェルマットピークパスの損益分岐点
ツェルマット観光でツェルマットピークパスを保有することで、どれくらいお得になるのかを検証してみます。(2017年時点での金額で検証しています)
条件としてはスイスハーフフェアカードを保有、ハイシーズンで2日券を購入(146フラン)していることとします。
スイスハーフフェアカードを保有していないパターンは明らかに不利ですので、今回は検証対象外としています。
観光ルートは定番の3か所の展望台のみを訪れることとしました。 今回はハイシーズンでの利用を前提としていますが、その他のシーズンの料金は公式サイトをご確認ください。
公式HP:Zermatt Bergbahnen ツェルマットピークパスページ(英語)
- ツェルマット~ゴルナーグラート1往復
- ツェルマット~ロートホルン1往復
- ツェルマット~グレイシャーパラダイス1往復
ハーフフェアカードあり&ツェルマットピークパスなし
- ツェルマット~ゴルナーグラート1往復:47フラン
- ツェルマット~ロートホルン1往復:67フラン
- ツェルマット~グレイシャーパラダイス1往復:100フラン
合計:214フラン
ハーフフェアカードあり&ツェルマットピークパスあり
- ツェルマット~ゴルナーグラート1往復:0フラン
- ツェルマット~ロートホルン1往復:0フラン
- ツェルマット~グレイシャーパラダイス1往復:0フラン
- ツェルマットピークパス2日券:146フラン
合計:146フラン
【結論】ツェルマットピークパスは必須
検証を行った結果、定番の3か所の展望台を1往復ずつするだけでも、ツェルマットピークパスを保有していた方がお得でした。
また、お得になること以外でも、ツェルマットピークパスを保有していることで、混雑時もチケットを購入しなくてよいことです。
チケット窓口は混雑していることが多いので、パスを保有しておくことで待ち時間なしでスムーズに移動することができます。
公式サイト:マッターホルン展望台地図
【併せて読みたい】マッターホルンの展望台まとめ
マッターホルンの展望台について、別記事に詳しくまとめています。ツェルマットに行く方は、是非ご覧ください。



【併せて読みたい】夏のスイス旅行におすすめしたい持ち物7選
夏にスイス旅行に行く方に向けて、おすすめの持ち物7選を記事にまとめました。
パスポートや外貨などの必需品ではなく、夏のスイス旅行に特化したおすすめアイテムを紹介していますので、是非チェックしてみてください!

【併せて読みたい】バックパッカー旅行や海外でのトレッキングにおすすめしたい靴
バックパッカー旅行や海外でトレッキングを行う際は、靴選びはとても重要です。筆者が実際に使用している旅行用の靴や、靴ズレを予防するコツなどを記事にまとめました。

コメント
インターネットでピークパスを購入する時、スイスハーフフェアカードの割引を適用して買う具体的な方法がわかりません。ハーフフェアカードの割引を反映させる画面が出てきません。又Matterhorn appの利用方法についてもご教授下さい。
コメントありがとうございます。
オフィシャルサイトを見る限り、以下のようにツェルマット内の販売箇所かアプリ内でのみ割引が適用されるようです。
GA, half-fare, Swiss Travel Pass: 25% (available at the sales points or in the Matterhorn App)
また、申し訳ないのですが、私はMatterhorn appは使用したことが無いので、お伝えすることはできません。
ちなみにですが、私は数年前に滞在した際は、ゴルナーグラート鉄道のツェルマット駅でピークパスを購入しました。