スイスのツェルマットにあるマッターホルンの全ての展望台の眺望やおすすめ度を紹介します。
- ツェルマットを個人旅行で訪れる人
- マッターホルンの全展望台の情報を知りたい人
- ツェルマットにある展望台を効率よく巡りたい人
マッターホルンは、アルプス山脈の標高4,478mの名峰で、イタリアとスイスの国境に位置しています。
マッターホルンはスイス屈指の観光スポットになっており、特にサマーシーズンは絶景を求めて多くの人が世界中から訪れています。
マッターホルンの展望台はゴルナーグラート展望台が最も有名ですが、その他にも多くの展望台が設置されており、それぞれ違った角度のマッターホルンを見ることができます。
マッターホルンの全展望台リスト
マッターホルン全展望台は以下の4か所になります。各展望台は夏場でも17時~18時には営業が終了しますので、時間に注意して行動しましょう。
- ゴルナーグラート展望台(Gornergrat)
- スネガパラダイス(Sunnegga Paradise)
- ロートホルンパラダイス(Rothorn Paradise)
- グレイシャーパラダイス(Glacier paradise)
参照1:マッターホルン展望台 公式HP(英語)
参照2:マッターホルン展望台地図
ゴルナーグラート展望台
マッターホルンで一番有名な展望台がゴルナーグラート展望台です。標高は3,089mで、なんと1898年に建設されたそうです。
展望台へのアクセスは、ゴルナーグラート鉄道を利用します。高低差1,500mの鉄道になりますので、凄まじい角度で山を登っていきます。
ゴルナーグラート展望台はマッターホルンを目の前に見ることができます。マッターホルンを訪れる方は是非訪れてほしい展望台です。
なお、ゴルナーグラート展望台や近くで見られる逆さマッターホルンについては、別記事で詳しく紹介していますので是非ご覧ください
スネガパラダイス
スネガパラダイスは、ツェルマット駅から20分以内で気軽にアクセスできる展望台です。 展望台の近くには湖があり、天候が良ければ湖面に写る逆さマッターホルンを見ることができるそうです。
スネガパラダイスにはゴンドラ駅が併設されており、さらに上のロートホルンパラダイスに行くことができます。
個人的には、スネガパラダイスよりもロートホルンパラダイスの景色の方が素晴らしく感じました。
そのため、スネガパラダイスの滞在はほどほどにして、早めにゴンドラで次のロートホルンへ向かうことをおすすめします。
下はロートホルンへ向かうゴンドラ駅の写真です。
ロートホルンパラダイス
ロートホルンパラダイスはスネガパラダイスの少し上にある展望台で、標高3,103mに位置しています。
天気には依存しますが、マッターホルンなどのアルプス山脈の山々をパノラマ風に見渡すことができます。
ロートホルンパラダイスから見えるマッターホルンは、ゴルナーグラート展望台から見えるものとは角度が異なります。
ここから見えるマッターホルンも本当に美しく、長時間見ていても飽きることはありませんでした。下の写真はロートホルンパラダイスのゴンドラ駅です。
また、スネガパラダイスからロートホルンパラダイスの間には、ブラウヘルトというゴンドラ駅があります。
ブラウヘルトには多くの羊が放牧されており、スイスの自然を感じることができる場所です。 羊は観光客に慣れているためか、とても人懐っこいので近づいても逃げたりしませんでした。
グレイシャーパラダイス
グレイシャーパラダイスはマッターホルンで一番高い展望台で、標高が富士山よりも高い3,883mです。
展望台からの眺望は最高で、近くのブライトホルンからマッターホルンまで360度の絶景を楽しむことができます。
ただ、3800m以上の高所ですので、高山病になっている人も複数見かけました。 体調には十分気を付けて展望台を満喫してください。
また、展望台は凍えるような寒さですので、防寒着を1枚持って行くことをおすすめします。夏場もスキー場が営業するくらいの気温ですので、展望台での滞在時間は5分が限界です。
ツェルマットからアクセスする場合、ツェルマットからゴンドラを乗り継いで行くことになります。ツェルマットのゴンドラ乗り場は非常に混雑していますので、時間には余裕を持って向かいましょう。
ツェルマットでの混雑を回避する方法としては、夏限定で運行にはなりますが、ゴルナーグラート鉄道のリッフェルベルク駅からフリ(Furi)までのゴンドラを利用する方法があります。
リッフェルベルクからフリへのゴンドラは、あまり認知されていないためか全く混雑していませんでした。
マッターホルン全展望台を回るための所要時間
実際に筆者がマッターホルンを観光した経路&所要時間を記載します。
- 1日目10時:ツェルマット到着
- 1日目10時~13時:ゴルナーグラート展望台(トレッキング1時間)
- 1日目14時~14時半:スネガパラダイス
- 1日目14時半~16時半:ロートホルンパラダイス
- 2日目8時~10時:ゴルナーグラート展望台(2回目)+ローテンボーデン(リッフェル湖の逆さマッターホルン)
- 2日目10時~12時:グレイシャーパラダイス
長時間のトレッキングをしなければ、1日半もあれば全展望台を巡ることができます。 ゴルナーグラートも1回のみの滞在にすれば、さらに短縮できると思います。
【併せて読みたい】マッターホルン観光にはツェルマットピークパスの利用がおすすめ
スイスは物価が非常に高い国として知られており、鉄道の移動費だけでも恐ろしい金額になります。
マッターホルンの展望台やゴンドラ料金も例外ではなく、1ヶ所の展望台を巡るのに1人50フラン以上は必要です。
そこでおすすめしたいのがマッターホルンの鉄道やゴンドラが乗り放題になるツェルマットピークパスの購入です。
詳細は別記事で紹介していますので、マッターホルンを訪れる方は是非ご覧ください。
【併せて読みたい】スイスの電車移動はスイスハーフフェアカードがおすすめ
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スイスハーフフェアカードについては、別記事で詳しく紹介しています。
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