
ユングフラウ観光でおすすめのユングフラウトラベルパスについて、値段や購入場所を紹介します。
- ユングフラウを個人旅行で訪れる人
- ユングフラウトラベルパスの値段や買い方を調べている人
ユングフラウは、スイス中部に位置しているアルプス山脈の麓エリアのことで、世界的に人気になっている観光地です。
観光立国スイス屈指のリゾートになっており、特に夏場はホテルの予約が困難になるほど、世界的に有名な観光スポットになっています。
本記事では、ユングフラウをお得に観光できるユングフラウトラベルパスの利用方法を詳しくまとめています。
ユングフラウトラベルパスの概要と値段
ユングフラウトラベルパスはユングフラウ地方のほとんどの展望台を追加料金なしで巡ることができるパスです。
一部対象外の路線もあり、アイガーグレッシャー~ユングフラウヨッホは50%割引、ミューレン~シルトホルンは適用外となります。
参照1:ユングフラウトラベルパス公式ページ(英語)
参照2:MySwissAlps.com ユングフラウトラベル対象エリア(英語)
ユングフラウトラベルパスは利用期間によって値段が決められており、3~6日間の設定があります。
2020年時点では、料金は以下になります。なお、鉄道系のスイストラベルパスもしくはスイスハーフフェアカードの割引パスを保有していると、割安で購入することができます。
- 3日間:190フラン(割引パス保有で145フラン)
- 4日間:215フラン(割引パス保有で160フラン)
- 5日間:250フラン(割引パス保有で190フラン)
- 6日間:270フラン(割引パス保有で205フラン)
詳細については、ベルトラの購入サイトでご確認ください。
購入サイト:★ベルトラ★ユングフラウトラベルパス
ユングフラウトラベルパスの買い方
ユングフラウトラベルパスは、インターネットと現地のどちらでも買うことができます。
現地で購入する場合、インターラーケンやグリンデルワルトの駅の観光案内所で販売されています。
インターネットで購入する場合、ベルトラなどの交通公社から購入することができます。
購入後に送られてきたバウチャーをインターラーケンEAST駅の観光案内所でチケットに引き換えればOKです。
ユングフラウトラベルパス購入ページ:★ベルトラ★ユングフラウトラベルパス
現地でもインターネット購入でも値段は変わりませんので、旅程が決まっている場合は事前にインターネットで購入しておくことをおすすめします。
ユングフラウトラベルパスを割引料金で買えるハーフフェアカードは必須
ユングフラウトラベルパスを買う方におすすめしたいのが、スイスハーフフェアカードの購入です。
スイスハーフフェアーカードとは、スイス国内のほとんどすべての鉄道運賃が50%OFFになるチケットで、120フランで購入できます。
スイスの鉄道は非常に高価なので、複数回鉄道を利用する方はハーフフェアカードが必須になります。
ユングフラウトラベルパスを購入する方は、ハーフフェアカードを持っていることで割引料金が適用され、30%も安くトラベルパスを購入することができます。
スイスハーフフェアカードの購入方法や詳細については別記事で紹介しています。

ユングフラウトラベルパスの損益分岐点
ユングフラウトラベルパスの損益分岐点を調べてみました。条件としては、2ndクラスを利用して以下の5か所の展望台のみを回ることにします。
ユングフラウトラベルパス3日間の料金は、ハーフフェアカード所持で145フラン、ハーフフェアカード無しで190フランです。
- インターラーケン~グリンデルワルト1往復
- グリンデルワルト~ユングフラウヨッホ1往復
- グリンデルワルト~フィルスト展望台1往復
- グリンデルワルト~メンリッヒェン展望台1往復
- グリンデルワルト~ハーダークルム展望台1往復
ハーフフェアカードなし&ユングフラウトラベルパスなし
- インターラーケン~グリンデルワルト1往復:22.4フラン
- グリンデルワルト~ユングフラウヨッホ1往復:232フラン
- グリンデルワルト~フィルスト展望台1往復:68フラン
- グリンデルワルト~メンリッヒェン展望台1往復:64フラン
- インターラーケン~ハーダークルム展望台1往復:40フラン
合計:426.4フラン
ハーフフェアカードあり&ユングフラウトラベルパスなし
- インターラーケン~グリンデルワルト1往復:11.2フラン
- グリンデルワルト~ユングフラウヨッホ1往復:116フラン
- グリンデルワルト~フィルスト展望台1往復:34フラン
- グリンデルワルト~メンリッヒェン展望台1往復:32フラン
- インターラーケン~ハーダークルム展望台1往復:20フラン
合計:213.2フラン
ハーフフェアカードあり&ユングフラウトラベルパスあり(3日間)
- インターラーケン~グリンデルワルト1往復:0フラン
- グリンデルワルト~ユングフラウヨッホ1往復:63フラン
- グリンデルワルト~フィルスト展望台1往復:0フラン
- グリンデルワルト~メンリッヒェン展望台1往復:0フラン
- インターラーケン~ハーダークルム展望台1往復:0フラン
- ユングフラウトラベルパス(3日間):145フラン
合計:208フラン
定番の展望台を5ヶ所以上巡れば元が取れる
前述の展望台5ヶ所よりも多く巡る場合、ユングフラウトラベルパスを購入した方がお得になります。
弾丸ツアーでユングフラウを観光する方は、トラベルパスは不要かもしれません。
2日間以上ユングフラウに滞在する方は、上記の5ヶ所よりも多くの展望台を巡ると思いますので、ユングフラウトラベルパスを購入した方がお得になります。
また、トラベルパスを購入するもうひとつのメリットとしては、チケット売り場が混雑しているときも並ばずにゴンドラやリフトに乗れることです。
ハーダークルム展望台やフィルスト展望台はチケット売り場が混雑していることもしばしばありますので、弾丸ツアーでユングフラウを訪れる方でも効率よく巡るためにトラベルパスを購入してもよいかもしれません。
ユングフラウトラベルパス購入ページ:★ベルトラ★ユングフラウトラベルパス
【併せて読みたい】ユングフラウ観光のおすすめ展望台4選
ユングフラウを観光する方におすすめ展望台4ヶ所を別記事に詳しくまとめています。ユングフラウを観光する予定のある方は、是非ご覧ください。

【併せて読みたい】夏のスイス旅行におすすめしたい持ち物7選
夏にスイス旅行に行く方に向けて、おすすめの持ち物7選を記事にまとめました。
パスポートや外貨などの必需品ではなく、夏のスイス旅行に特化したおすすめアイテムを紹介していますので、是非チェックしてみてください!

【併せて読みたい】バックパッカー旅行や海外でのトレッキングにおすすめしたい靴
バックパッカー旅行や海外でトレッキングを行う際は、靴選びはとても重要です。筆者が実際に使用している旅行用の靴や、靴ズレを予防するコツなどを記事にまとめました。

コメント
今年(2023年)5月29日~6月1日にユングフラウトラベルパスでユングフラウヨッホに行ってきました。素晴らしい景色を堪能しました。でも、個人旅行で持って行ったガイドが2018年発刊のるるぶ(写真に惹かれこの春購入)。まだ、ユングフラウに行くロープウェイもグリンデルワルトターミナルの駅も出ていないので、苦労しました。正確な日本後の情報が欲しいと心から思いました。
小さな変更ですが、ユングフラウヨッホ往復は61CHFではなく、63フランになっていました。また、フィングシュテックのロープウェイもユングフラウパスのみでも割引にはなりました。(既にユーレールパスを買っていたのでハーフフェアカードは買わず)クライネシャイデックは4回も通り、3山全てくっきりの景色も見ましたが、リフトの営業時間がわからず、フィルストとミューレンには行けませんでした。
コメントいただきありがとうございます。
ユングフラウを訪れたこと、天気も良かったようで、本当にうらやましいです。(私が訪れたときは曇りでした)
確かに言われる通り、ユングフラウトラベルパスの日本語でのガイドページが少ないように思いますので、できるだけわかりやすいページになるように修正をさせていただきます。
いただいたコメントも参考にさせていただきます。ありがとうございます。
なお、Pfingsteggについては、ユングフラウトラベルパスでの割引は無いようです。もしかすると、お持ちだったユーレイルパスでの割引があったのかもしれません。
https://www.myswissalps.com/jungfrautravelpass/validity