夏にクロアチア&スロベニアを10日間かけて周遊した際に実際にかかった費用をまとめました。
- 10日間のクロアチア&スロベニア旅行の予算や費用を知りたい人
- 個人旅行でクロアチア&スロベニアを観光したい人
近年、日本人の旅行先として人気になってきているクロアチアとスロベニア。両国とも美しい自然が特徴で、特に夏場は絶景を目当てに世界中から観光客が訪れています。
クロアチアは物価が安い国という認識が浸透していますが、ドブロブニクやプリトヴィッツェなどの観光地では物価が非常に高くなっています。
本記事では、クロアチアとスロベニアの個人旅行で実際にかかった費用について、筆者の経験をもとに紹介しています。
筆者が訪れたクロアチア・スロベニアの10日間周遊コース
本記事では、クロアチア・スロベニアの主要都市6か所を周遊した際の費用を紹介しています。周遊の流れは、スロベニアからクロアチアへ移動し、各都市を順に巡っています。
各都市の宿泊数は以下になります。機内泊を2泊として、7泊10日のプランです。
- リュブリャナ 1泊
- ブレッド 1泊
- ザグレブ 1泊
- プリトヴィッツェ湖群国立公園 1泊
- スプリット 1泊
- ドブロブニク 2泊
旅行後の感想として、スプリットはもう少しゆっくりすればよかったと感じていますが、それ以外の都市については記載の期間で十分観光することができました。
クロアチア・スロベニアの10日間周遊旅行で実際にかかった費用
筆者がクロアチア・スロベニアを周遊した季節はハイシーズン前の6月で、実際にかかった費用はお土産代抜きで約19万円でした。その詳細を順を追って紹介していきます。
<内訳>
約19万円=120,000円(飛行機)+35,000円(ホテル)+11,000円(電車・バス・フェリー)+11,000円(入場料)+25,000円(食事代)
飛行機代
スロベニア首都のリュブリャナやクロアチアの観光都市ドブロブニクへは、日本からの直行便はありません。
経由便を利用しても、リュブリャナへのフライト数が少ないため、航空券は高くなっています。フィンエアーやエールフランス、ルフトハンザ、トルコ航空などのヨーロッパ系の航空会社が就航しています。
個人的におすすめしたいのが、少し日数を増やしてウィーンやヴェネチアなどの近隣都市も追加で観光するプランです。
筆者の場合はウィーン着の便、帰りはドブロブニクから出発する周遊フライトをエミレーツ航空で予約して、航空券は諸経費込みで約120,000円でした。
日数が十分に取れない方は、スロベニアをやめてザグレブ着、ドブロブニク発の周遊フライトがおすすめです。エミレーツ航空やトルコ航空、フィンエアーなどが提供しています。
どちらかのプランで手配した場合、3か月以上前の予約が前提で航空券は11万円~15万円がおおよその目安です。
なお、筆者は原油価格が50~70ドル前後で安定していた時期に旅行したため、燃油サーチャージの影響をほとんど受けておりません。原油価格が高騰した際は上記の航空券料金にサーチャージが付加されますのでご注意ください。
ホテル代
自分はバックパッカースタイルで旅行をしています。そのため、ホテルについては滞在費が安いドミトリータイプのユースホステルやゲストハウスを利用しました。
さすがに7泊すべてをドミトリーにすると心身ともに疲れますので、プリトヴィッツェとドブロブニクの計3泊はシティホテルに宿泊しました。
- ドミトリータイプ:約2000円/泊
- ビジネスホテル、シティホテル:6000~10000円/泊
今回の周遊旅行では、ドミトリーに4泊、シティホテルに3泊しましたので、合計で35,000円程度でした。
本記事でおすすめしているドミトリータイプのホテルの詳細については、別記事にまとめています。
電車・バス・フェリーの運賃
スロベニアとクロアチアでは路線バスがメインの移動手段になっており、観光客も路線バスを多く利用しています。
ただ、快適性や定時到着率は電車の方が高く、運賃も大きく変わりません。個人的には可能であればバスよりも電車を利用することをおすすめします。
実際に筆者は以下の方法で移動しました。
- リュブリャナ⇒ブレッド:バス(約1000円)
- ブレッド⇒リュブリャナ⇒ザグレブ:バス(約1000円)&電車(約1000円)
- ザグレブ⇒プリトヴィッツェ湖群国立公園:バス(約1500円)
- プリトヴィッツェ湖群国立公園⇒スプリット:バス(約3000円)
- スプリット⇒ドブロブニク:フェリー(約3500円)
実際に使った費用は合計で11,000円でした。運賃については季節や出発日時によっても変わりますので、あくまでも目安としてください。
電車利用をおすすめする区間は、リュブリャナ⇔ザグレブです。1日4本程度しか運行されていませんが、うまく活用できれば快適に移動することができます。
リュブリャナ⇔ザグレブの電車移動については、別記事に詳しくまとめています。
併せて、スプリット⇔ドブロブニク間はフェリーの利用が便利です。その理由は、バスと違って遅延がほとんどないためです。
クロアチアのバスは遅れるのが普通で、記載されている到着時間は全くあてになりません。フェリーは渋滞に巻き込まれることはまずありませんので、積極的に活用しましょう。
フェリーを利用したスプリット⇔ドブロブニクの移動方法については、別記事に詳しくまとめています。
展望台や国立公園への入場料
クロアチアとスロヴェニアを周遊するにあたり、展望台や国立公園は入場料が必要になり、合計で約11,000円でした。
- プリトヴィッツェ湖群国立公園
入場料はシーズンによって異なります。ローシーズンは約1,000円、ハイシーズンは約4,500円です。新緑のプリトヴィッツェはとても美しいので、入場料金が高くてもハイシーズンに訪れることをおすすめします。
プリトヴィッツェのチケットや予約方法については、別記事で紹介しています。
- ドブロブニクの城壁&展望台
クロアチア屈指の観光地であるドブロブニクでは、城壁ウォークの入場料(約4,000円)と、スルジ山展望台へのケーブルカーの料金(約2,500円)が必要になります。もし安くあげたい方はスルジ山展望台へは徒歩でも行くことができます。詳細は別記事にまとめています。
食事代
ヨーロッパではレストランで食事をすると現地の物価以上に高く感じます。クロアチアやスロベニアなど、物価が安い国でレストランを利用しても日本と同程度の金額になることも珍しくありません。
以下にクロアチアやスロベニアでの種類別の食費をまとめました。
- レストラン:2000~3000円/人 (アルコールは別)
- 屋台やテイクアウト、カフェ(軽食):1000円/人
- スーパーマーケット:1000円以内/人
7泊10日の旅行期間中、機内食を省くと食事回数は合計21回でした。そのうちホテルの朝食が2回ありましたので外食利用が19回でした。
大体の記憶になりますが、レストラン4回、テイクアウトやカフェ10回、スーパー5回くらいだったので、食事代は合計25,000円でした。
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