史上最大の旅客機であるエアバスA380が続々退役していることについて、記事にまとめました。
この記事を読んでほしい人
- エアバスA380の各航空会社の退役状況について知りたい人
- エアバスA380の日本での運行情報を知りたい人
エアバスA380は総2階建ての史上最大の旅客機として知られており、その多くを最大顧客であるエミレーツ航空が保有しています。
しかし、コロナウィルスの影響による航空需要の減退により、航空各社は続々と大型機の退役を発表しており、エアバスA380も退役の対象にしている航空会社も少なくありません。
本記事では、エアバスA380についての退役状況を詳しく紹介しています。
エアバス社はA380の生産中止を既に発表
A380を製造しているエアバス社は、2019年2月にA380の生産を2021年をもって終了することを既に発表しています。
これまでの航空機業界は収入増を目指して機材の大型化を進めてきましたが、近年のLCCの台頭や短距離航空便の需要増に伴い、今後は小型・中型機が中心になると予想されています。
エアバス社もこの流れを受けて、将来的には小型・中型機にフォーカスしていくものと予想されます。
エアバスA380で日本に就航している航空会社
日本にエアバスA380で就航していたり、過去に就航していた航空会社を紹介します。(コロナウイルス拡大前)
- エミレーツ航空
A380の最大顧客として120機保有しており、成田・関空からドバイに就航しています。 - シンガポール航空
24機保有しており、期間限定で成田・中部・関空からシンガポールに就航しています。 - マレーシア航空
6機保有しており、期間限定で成田からクアラルンプールに就航しています。 - タイ航空
6機保有しており、成田・関空からバンコクに就航しています。 - アシアナ航空
6機保有しており、期間限定で成田・関空から仁川(ソウル)に就航しています。 - ルフトハンザドイツ航空
14機保有しており、かつては成田に就航していました。 - 全日空(ANA)
3機保有しており、成田からホノルル(ハワイ)に就航しています。
エアバスA380の退役を発表した航空会社
エアバスA380の退役を決定した航空会社の中で、日本にA380で就航していた航空会社を紹介します。
- マレーシア航空
コロナウイルス等の影響により2021年5月にA380の全機退役を発表しました。 - ルフトハンザドイツ航空
コロナウイルス等の影響により2021年3月にA380の全機退役を発表しました。 - (予想)タイ航空
経営再建中のタイ航空ですが、ネット上でエアバスA380を退役させるという情報が流れています。
2023年4月付記:タイ航空は退役予定だったA380のうち2機を再運用するというニュースが出ました!もしかすると近々正式発表があるかもしれません。今後は運航機材の絞り込みを行って経費削減を行うことが予想されるため、タイ航空のA380は退役する可能性が高そうです。
エアバスA380の運航を継続する予定の航空会社
A380で日本に就航していて、今後も運航を継続する予定の航空会社は以下になります。
- エミレーツ航空
A380の運航を引き続き行う予定です。成田・関空便は、コロナウイルスの収束後に運航が再開されると思われます。 - シンガポール航空
A380の運航を引き続き行う予定です。長期連休などの期間限定になると思いますが、成田・名古屋・関空に就航する可能性が高そうです。 - アシアナ航空
A380の運航を引き続き行う予定です。長期連休などの期間限定になると思いますが、成田・関空に就航する可能性が高そうです。 - 全日空(ANA)
A380の運航を引き続き行います。2021年8月から成田ーホノルル便の一部に再投入されています。
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