一口馬主キャロットクラブの未勝利戦2着の配当金の金額や各種手当

キャロットクラブで愛馬が未勝利戦で2着になった際の配当金について紹介します。

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一口馬主は、少額で競走馬の共同所有ができるシステムで、多くの競馬ファンに人気になっています。

本記事では、筆者の経験をもとに、一口馬主で出資した愛馬が未勝利戦で2着になった場合の配当金額と各種手当について紹介します。

JRAの未勝利戦の賞金

2023年7月現在、JRAの未勝利戦の賞金は以下になります。

1着：550万円
2着：220万円
3着：140万円
4着：83万円
5着：55万円

6着～8着は本賞金はありませんが、出走奨励金が交付されます。

キャロットクラブで未勝利戦を2着になったときの配当金や各種手当について詳しく紹介していきます。なお、以降で記載する金額はすべて2023年時点のものになります。

賞金や各種手当から控除を引かれた結果、400口のキャロットクラブで未勝利戦2着での1口あたりの配当総額は約5,500円になります。(3歳春季でのダート中距離戦)

各賞金の詳細についてはJRA公式サイトの賞金のしくみをご確認ください。また、馬主向けに賞金シミュレータもJRAの公式サイトにありますので、興味のある方は併せてご覧ください。

本賞金は前述の通り1着～5着馬に交付される賞金で、未勝利戦2着時は220万円です。

特別出走手当は全ての出走馬に交付される手当で、未勝利戦の場合は470,000円が交付されます。

特別出走手当には条件によって加算措置があり、2歳未勝利の場合は＋3万円、3歳で芝1800m以上の未勝利戦に出走する場合は＋6万円が加算されます。

ただし、9着以下で1着馬から規定のタイム差以上でゴールした場合、半額の交付となります。

内国産馬出走奨励賞は、平地の全競走で1着～5着となった内国産馬に交付されます。2歳未勝利戦の場合は1着馬に200万円が交付されます。3歳未勝利戦の場合、春季であれば170万円、夏季では150万円が交付されます。

2着以下は減額され、80万円(3歳は春季68万円、夏季60万円)、50万円(3歳は春季42.5万円、夏季37.5万円)、30万円(3歳は春季25.5万円、夏季22.5万円)、20万円(3歳は春季17万円、夏季15万円)となります。

源泉所得税とは、課税対象となる所得の支払が行われる場合に徴収・控除されるもので、これまでに当該競走馬に出資した金額以上の配当を受け取るときに課税されるものです。

未勝利戦の場合、競走馬出資金や維持費を一定額の出資をしているはずですので、基本的には源泉所得税は発生しません。

ただ、キャロットクラブの場合は一時的に本賞金の10%程度が控除され、年間で損益通算を行った後に翌年4月末に年次分配で還付される形となっています。

進上金は騎手や調教師などへの賞金で、本賞金の25％になります。未勝利戦2着の場合、57.6万円が控除されます。

クラブ法人手数料として、本賞金や各種手当(特別出走手当以外)の3％が控除されます。未勝利戦2着の場合は約8.6万円です。

消費税は、前述した賞金や各種手当から全ての控除を差し引いた金額の10%が課税対象となります。未勝利戦2着の場合は24万円程度になります。

以上の賞金や手当てから各種控除を引いた結果、400口募集のキャロットクラブで未勝利戦で2着になった際は約5,500円が1口あたりの配当金になります。(3歳春季のダート中距離戦)

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