
観光客やクロアチア人が普段利用しているザグレブバスターミナルの利用方法とアクセスについてまとめました。
- ザグレブからバスで各都市に移動する人
- ザグレブバスターミナルの場所や利用方法を知りたい人
電車が発達していないクロアチアでほぼ確実に利用するのが路線バスです。首都ザグレブには大規模なバスターミナルがあります。
そのザグレブバスターミナルは非常にわかりにくい構造になっており、利用方法も外国人には非常に不親切になっています。
初めてのザグレブバスターミナルを利用する方は、迷いやすいので事前に利用方法をチェックしておきましょう。
ザグレブバスターミナルへの行き方
ザグレブバスターミナルはザグレブ中央駅から東に徒歩15~20分程度の位置にあります。トラムでのアクセスも可能で、専用駅が設置されています。(2・5・6・7・8・31系統)
ザグレブトラム公式サイト:ザグレブ トラムネットワーク
下の写真は北側の鉄道高架下からの撮影したもので、中央奥の青い看板の建物がザグレブバスターミナルです。

ザグレブバスターミナルの利用方法
ザグレブバスターミナルは利用方法がかなり分かりにくいです。ただ、手順を覚えておけばバスに乗り過ごすことはありませんので、乗車までの手順を事前に把握しておきましょう。
- 自分が乗るバスの運行会社を確認
公式サイトやチケット等で自分が乗るバスの運行会社を事前にチェックしておきましょう。公式サイトは英語ですが、行き先と時間を入れて検索すれば確認できます。公式サイト:ザグレブバスターミナル(英語)
- 運行会社のチケットブースでプラットホーム番号を確認(予約した方のみ)
バスを予約した方はバスターミナル内にある運行会社のチケットブースに行きます。ブース内のスタッフにチケットを見せてプラットホーム番号を確認しましょう。 - 自動改札を通過して待合室へ
バスターミナルからプラットホームに行くには、稼働していない自動改札を通過します。下の写真の奥に見えるのが自動改札で、動いていないのでフリーパスで誰でも入れてしまいます。 - バスが来ていなければ待合室で待機
下の写真が待合室内ですが、ベンチが少し並んでいるだけで売店もありません。まずはプラットホームまで行き、バスが来ているのであれば乗り込んでしまった方がよいでしょう。 - プラットホームにバスが停まっていればチケットを運転手に提示
バスに乗車する際、運転手やスタッフからチケットの提示が求められます。スーツケースなどの大きな荷物がある場合は、運転手に伝えてトランクを開けてもらいましょう。プラットホームは下の写真のようになっており、20台程度の駐車スペースがあります。

ザグレブバスターミナルでのチケット購入方法
ザグレブバスターミナルでは、チケットブースがバス会社単位になっていて1ヶ所に集約されていません。
そのため、チケットブースがターミナル内に点在しているので、非常に不便です。チケットの購入手順は以下になります。
ザグレブバスターミナルの公式サイトで乗車したいバスを確認
公式サイトは英語になっていますが、行き先・日時を入力すれば簡単に検索できます。検索結果画面で運行会社名を確認します。(CROATIA BUSやFlixBusなど)
公式サイト:ザグレブバスターミナル(英語)
なお、乗車したいバスを決めなくても、バスターミナル内の各社のチケットブースで発車時間をスタッフに確認することもできますので、直接バスターミナルにアクセスしても問題ありません。
ザグレブバスターミナル内で運行会社のチケットブースに行く
希望するバス運行会社のチケットブースを探し出すことになりますが、チケットブースがターミナル内に点在しているため、なかなか見つからないこともあります。
実際、チケットブースは1F・2F・屋外の様々な場所にありますので、探すのに手間取ることも多々あります。
なお、バスターミナル内にはインフォーメーションがありますが、開館時間内にもかかわらず閉まっていることもありますのでご注意ください。
発車直前に慌てないためにも、ザグレブバスターミナルには早めに到着することをおすすめします。
チケットブースで希望日時を伝えてチケットを購入する
チケットブースまで辿り着ければ、後は窓口でチケットを購入するだけです。行き先と出発時間を伝えてチケットを買いましょう。
チケットを受領後、購入したチケットにプラットホーム番号が書かれていることを確認します。もし記載されていなければ、必ずプラットホーム番号をスタッフに確認してください。
ザグレブバスターミナルのここが不便
ここからは実際に筆者が体験したザグレブバスターミナルの不便な部分を記載します。個人的にはザグレブでバス移動以外の移動手段があれば、積極的に別の手段を使いたいと思ったほど面倒でした。。。
ザグレブバスターミナルで注意すべきポイント4点をピックアップしました。
インフォメーションが常に閉館状態
旅行中に情報がほしいときや困ったときに頼りたいのがインフォメーションですが、訪れた2回中2回とも閉館していました。(平日の9時半と17時半)
2回とも開館時間だったにもかかわらず、インフォーメーション内は真っ暗。実際、インフォメーションを利用できずに困っている外国人観光客もちらほらと見かけました。
ザグレブは観光都市ではないということを感じさせられました。
バスの発着を表示する電光掲示板が無い
大規模なバスターミナルであれば発着案内の大きな電光掲示板があるのですが、ザグレブバスターミナルには1つもありません。
チケット販売所付近に小さなブラウン管テレビの発着案内表示らしいものはありましたが、実際の時刻表とは異なっていました。
そのため、予約した人は運行会社のチケットカウンターでプラットホーム番号を確認しなければいけません。非効率で不便なバスターミナルだと感じました。
プラットホーム番号が直前にならないと分からない
何か月も前からバスチケットの予約は可能ですが、プラットホーム番号が確認できるのは当日です。
そのため、プラットホーム番号を確認するために出発時間の20分前にはバスターミナルに到着する必要があります。
少なくともウェブサイトでプラットホーム番号を確認できるようにしておかないと不便で仕方がありません。可能性は低いと思いますが、改善されることを期待します。
コードシェア便があり、購入したチケットと違う運行会社のバスに乗る場合も
遭遇する確率は低いかもしれませんが、時折コードシェア便が運行されています。1台のバスのチケットを複数のバス会社で販売していることがあるようです。
筆者の場合、下の画像のようにPRIJEVOZ KNEŽEVIĆのチケットを予約したのですが、実際に乗車したのはFlix Busでした。
指定されたプラットホームにFlix Busが停車していた時は、意味がわからず一度待合室に引き返してしまいました。
出発時間近くになってもFlix Busが停まったままなのでスタッフに確認したら、コードシェア便とのことでした。

高速バスチケットの事前予約の方法
高速バスのチケットは現地/インターネットのどちらでも購入できます。今回ザグレブバスターミナルを利用して感じたことは、現地でチケットを購入した方が迷わないということです。
ザグレブバスターミナルの迷いやすさについては後述していますので、そちらをご確認ください。
なお、ザグレブバスターミナルから乗車しない方、どうしても予約しておきたいという方は、以下のサイトから予約することができます。
英語サイトにはなりますが、出発地・目的地・日時を入力して検索&購入するだけですので、難しくありません。
メールで送られてくる乗車券をPDFにして当日画面表示するか、印刷して持参すれば乗車できます。ただ、チケットにはプリントアウト必須のタイプもありますのでご注意ください。
プリントアウト必須のチケットについては、チケットの画面に大きく赤字で「This ticket has to be printed!」と表記されています。
予約サイト1:get by bus(英語)
予約サイト2:Flix Bus(英語)
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