ドブロブニクとコトルを結ぶ路線バスの混雑状況や所要時間、コトルの滞在時間の設定方法についてまとめました。
- ドブロブニクとコトルを個人でバス移動する人
- ハイシーズンにドブロブニクとコトルを日帰りで観光したい人
ドブロブニクからの日帰り旅行の定番になっているモンテネグロのコトル。旧市街の絶景を目当てに、ドブロブニクに滞在する多くの観光客がコトルを訪れます。
ドブロブニクとコトルの路線バスは、季節や出発時間によっては国境付近で大渋滞に巻き込まれることが多々あります。
ドブロブニク⇔コトルのバスの所要時間は季節と曜日によって大きく変わる
コトルとドブロブニクのバスの標準所要時間は、多くのバス会社が約2時間に設定しています。ただ、バスチケットに記載されている時間通りに到着するのはオフシーズンのみです。
ハイシーズンの4月~10月は、ほとんどのバスの到着が遅れます。その理由は、クロアチアとモンテネグロの国境が大渋滞しているためです。
特に週末は混雑が激しく、入国審査場の手前で数キロメートルもの渋滞になることもしばしばあります。クロアチア国境を通過するだけでも1時間以上かかることも珍しくありません。
ドブロブニク⇔コトルのバスの目安の所要時間については以下の通りです。(交通事故などの突発的な事象は考慮しません)
- オフシーズン:片道2時間~2時間半
- ハイシーズン平日:片道3時間
- ハイシーズン休日:片道4時間
ハイシーズンのドブロブニク⇔コトルのバスの定刻到着はほとんどない!
ハイシーズンのコトル⇔ドブロブニク間のバスはほぼ確実に大渋滞に巻き込まれますので、定刻通りに到着することはまずありません。
ハイシーズンにドブロブニクからコトルに日帰り旅行をする場合は、コトルでの滞在時間を最低でも6~8時間くらいに設定しましょう。
自分は何も知らずにバスを予約したため、コトルの滞在時間を4時間に設定していました。交通事故の渋滞にも巻き込まれ、コトルで実際に観光できた時間は1時間半しかありませんでした。
同じホテルに宿泊していた人も同様の経験をしており、自分がコトルを訪れる前日のバスも片道3時間以上かかったとのことでしたので、ほぼ例外なくコトルとドブロブニクを結ぶバスは遅れるようです。
コトル旧市街の一番の観光スポットである城壁の展望台は、旧市街から往復で2時間以上はかかります。そのため、自分は展望台にも行くことができず、旧市街をグルっと一周しただけで観光が終わってしまいました。
下の写真はハイシーズンの週末のコトルのバスターミナルの様子です。多くの人がバスを待っているのが分かります。
入国審査・出国審査が大混雑
前述しましたが、ハイシーズンの昼間は入国審査・出国審査が地獄のように混雑します。諦めて引き返す車も出るほど、多くの車が国境付近に殺到します。
特にクロアチア側の出国審査が混雑しており、ひどいときは出国審査場手前の渋滞だけで1時間以上もかかってしまいます。
パスポートを確認してスタンプを押すだけ・・・ではなく、書類審査や口頭確認も行っているようで、車1台につき5分くらいかかっていることもありました。
出国を終えるとモンテネグロへの入国審査が待っています。クロアチアの出国検査に比べるとスムーズですが、こちらも20分~30分はかかりました。
所要時間の2時間表記の謎
渋滞するのは国境付近だけではなく、モンテネグロの各都市でも道路が混雑しています。このような状況でドブロブニク⇔コトルが2時間で到着するはずがありません。
渋滞無しであれば確かに2時間で到着するかもしれませんが、ハイシーズンの週末は出国・入国審査だけで1時間半、途中の渋滞も含めて所要時間は最低4時間はかかります。
実際に自分が行った際は、国境付近の渋滞だけでなく事故渋滞にも巻き込まれ、ドブロブニクからコトルまで片道5時間もかかりました。帰りのコトル⇒ドブロブニクは渋滞も少なくスムーズにいっても約3時間でした。
バスの時刻表は渋滞を考慮した時間設定になっていませんので、皆さんもコトル⇔ドブロブニクのバスを利用する際は記載されている時間を惑わされないように注意してください!
ハイシーズンの週末にコトルへは日帰り旅行はおすすめしない!
入国審査・出国審査の混雑、モンテネグロの都市での渋滞を考慮すると、ハイシーズンの週末にドブロブニクからコトルへの日帰り旅行はおすすめできません。
十分な観光時間が確保できなかったり、筆者のように交通事故の渋滞に巻き込まれるかもしれません。ハイシーズンの週末にコトルに行く場合は、できる限り一泊観光にしましょう。
どうしても日帰りという方は、早朝のバスでコトルまで行き、最終バスでドブロブニクに戻ることをおすすめします。
ドブロブニク⇔コトルのバスは復路は予約しない方が賢明
ドブロブニク⇔コトルのバスは到着時間が読めませんが、多くの人がコトルに行くため、往路のバスは予約することをおすすめします。
ただ、コトルでの滞在時間を確保するために、コトルからドブロブニクに帰るバスは当日購入の方が望ましいかもしれません。
コトルのバスターミナルに到着後、観光する時間を計算してチケットブースで帰りのバスを予約しましょう。
当日購入が不安な方は、ドブロブニクからコトルに帰るバスは最終バスを利用することをおすすめします。
ドブロブニク⇔コトルのバスの予約方法
ドブロブニク⇔コトルのバスチケットは現地で購入する方法と事前にインターネットで予約する方法の2種類があります。
現地購入の場合は、ドブロブニクやコトルのバスターミナルのチケットブースで購入できます。
ドブロブニクのバスターミナルはハイシーズンは混雑していますので、当日購入の場合は余裕を持ってバスターミナルに到着するようにしましょう。
事前予約の場合は、インターネットから英語サイトを利用して予約します。予約は以下のget by busもしくはFlix Busのサイトが便利で、発着地と乗車日を入力すれば簡単に時刻表や運賃が検索できます。
バス予約サイト1:get by bus(英語)
バス予約サイト2:Flix Bus(英語)
ドブロブニクはDubrovnik、コトルはKotorと入力すればOKです。get by busサイトであれば「BUY TICKET」ボタン、Flix Busサイトであれば「Reserve 1 seat」をクリックして予約画面に進みます。
どちらのサイトもメールアドレスと氏名などの必要事項を入力して、クレジットカードで決済を行います。
下の画像のようなバスチケットがメールで添付されてきますのでスマホに保存するか、印刷して持参しましょう。
【併せて読みたい】ドブロブニクの初夏の混雑状況
筆者が実際に訪れた初夏のドブロブニクの混雑状況を記事にまとめました。ピレ門や城壁などの観光名所の混雑状況を写真付きで詳しく紹介しています。
【併せて読みたい】ドブロブニクの絶景展望台への徒歩での行き方
ドブロブニクの絶景展望台であるスルジ山について、徒歩での行き方を記事にまとめました。旅費を安くしたい人は是非チェックしてみてください!
【併せて読みたい】海外旅行に特化したパスポートケース&財布
パスポートや外貨、クレジットカードなど、海外旅行では国内旅行より多くの貴重品を管理する必要があります。
そこで筆者がおすすめしたいのが海外旅行に特化した財布のベルロイトラベルウォレットで、パスポートや外貨、クレジットカードなどを収納することができる便利な財布です。
海外旅行の携帯品を多く収納できる財布になっており、頻繁に海外渡航される方だけではなく、これから海外に行く方にもおすすめです。
ベルロイトラベルウォレットについては、別記事で詳しく紹介しています。
コメント