アンコールワットやシェムリアップにおける、車やトゥクトゥクによる大気汚染の状況についてまとめました。
- アンコールワットをこれから訪れる人
- アンコールワットやシェムリアップの大気汚染の状況を知りたい人
多くの人を魅了している世界遺産アンコールワット。世界中から毎年200万人以上の観光客が訪れています。
まだまだ発展途上のカンボジアは、きれいに舗装されてない道路が多く、砂塵や排気ガスで大気汚染が問題視されています。
本記事は、2020年1月に実際にアンコールワット・シェムリアップを訪れた際の大気汚染の状況や、おすすめの防塵対策について紹介しています。
2020年のアンコールワット・シェムリアップの大気汚染の状況
アンコールワットやシェムリアップにおける、2020年1月時点での大気汚染の状況について紹介していきます。
アンコールワット内は未舗装道路による砂塵が発生
多くの観光客が連日アンコールワットを訪れていることもあり、アンコールワット内ではトゥクトゥクやタクシーなどによる慢性的な渋滞が発生しています。
さらにアンコールワット遺跡付近は未舗装の道路が多いため、車両が通過するたびに砂塵が巻き上げられています。
特に道幅の狭いアンコールトムの入場門付近は、昼間に大渋滞が発生することもしばしばあり、砂塵と排気ガスで空気がかなり悪い状態でした。
アンコールワット遺跡自体は森林が多くて空気が澄んでいるイメージがありますが、車両通過時の砂塵によって黄砂が降っているように感じることもありました。
シェムリアップは大渋滞や未舗装道路による排気ガス・砂塵が発生
上の写真は午前中のシェムリアップ中心部です。アンコールワット同様、きれいに舗装されていない道路をトゥクトゥクやバイクが走っているのが分かります。
車両が通過するたびに砂塵が巻き上げられ、それがトゥクトゥクやバイクの排気ガスと合わさって空気は劣悪でした。
カンボジアのトゥクトゥクやバイクは、先進国で施行されている排ガス規制に適合していない車両が多いことも大気汚染を助長しています。
また、ドライバーの運転マナーが良くないため、夕方のシェムリアップ中心部は慢性的な大渋滞になっており、さらなる大気汚染が発生しています。
警察官による交通整理も行われていますが、交通量が多すぎることもあって渋滞が解消する気配は全くありませんでした。
観光客が増えれば増えるほど、交通渋滞はひどくなると思いますので、大気汚染がすぐに改善するとは到底思えません。
おすすめの防塵対策
アンコールワットやシェムリアップの大気汚染の現状を考えると、防塵対策は必須です。アンコールワットに旅行する際は、必ずマスクやタオル等を持って行くようにしましょう。
実際、筆者は到着初日に何も対策をしなかった結果、翌朝から喉痛になってしまいました。
タオルやマスクで鼻や口を覆うことで症状は改善されましたが、特にトゥクトゥクやバイクでの移動中は車の排気ガスを受けやすいので、出来る限り防塵対策をしておきましょう。
カンボジア旅行で筆者がおすすめしたいのが布製マスクです。不織布マスクでも問題はないのですが、酷暑のカンボジアでは汗でびちゃびちゃになってしまいます。
布マスクは洗えば再利用できますので、何枚かあれば交換しながら使用し続けることができるので便利です。
【併せて読みたい】シェムリアップ空港の利用方法やトゥクトゥクドライバーの待機場所
アンコールワットを訪れる人のほとんどがシェムリアップ空港を利用しています。
シェムリアップ空港の出入国の流れやトゥクトゥクドライバーの待機場所について、別記事に詳しくまとめています。
【併せて読みたい】シェムリアップでおすすめの朝食レストラン
アンコールワットの日の出後に一度シェムリアップに戻ってくる方も多いと思います。その際、ホテルで朝食付きプランを予約していればよいのですが、朝食無しプランの場合は自力でレストランを探す必要があります。
シェムリアップ中心部で早朝のモーニングを提供しているレストランについて、別記事にまとめていますので、是非併せて読んでみてください。
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