風疹の抗体検査を自費で行った場合の費用や所要時間、結果判明までの日数についてまとめました。
- 風疹の抗体検査の費用について知りたい人
- 風疹の抗体検査の所要時間や結果判明までの日数を知りたい人
近年、アジアやアフリカ、ヨーロッパなどで風疹の被害が報告されており、海外に渡航する人は抗体検査や予防接種が日本政府から推奨されています。
風疹の予防接種については、基本的には抗体検査を受けてからのワクチン接種(予防接種)になります。
抗体検査なしで予防接種を受けることも可能ですが、ワクチン数に限りがありますので、できるだけ抗体検査を先に受けるようにしましょう。
本記事は風疹の抗体検査を受ける方に向けて、費用や所要時間などをまとめています。
風疹抗体検査は無料になることも!
風疹の予防は国を挙げて実施されています。そのため、抗体検査や予防接種の補助を行う地方自治体が多くなっています。
女性は風疹抗体検査や予防接種が無料になる自治体が多い
風疹は妊娠初期の女性が感染すると、生まれてくる乳児の目や耳、心臓に障害が起きることがあります。
そのため、妊娠を希望する女性に向けて、多くの地方自治体が抗体検査の補助金を支給しています。例えば、埼玉県であれば、以下の条件であれば無料で抗体検査を受けることができます。
- 過去に風疹抗体検査を受けたことがない方 (妊婦健診を含む)
- 過去に風疹の予防接種を受けたことがない方
- 過去に風疹にかかったことがない方
- 年齢が16歳以上50歳未満で妊娠を希望している方 (概ね1年以内)
まずは自分が居住する自治体のホームページ等を確認してみましょう。
妊娠を希望する女性の同居者も無料になることも
妊婦への風疹の感染経路として、同居者も大きな要因になっています。そのため、妊娠を希望する女性の同居者も無料で抗体検査を受けられる自治体が多くあります。
該当する方は、自身が居住する自治体のホームページ等を確認して、自分が対象者かどうかをチェックしましょう。
なお、対象は同居者ですので、別居婚や単身赴任の方は対象にならないこともあります。
40~50代の成人男性に行政が無料クーポンを発券中
昭和37年4月2日~昭和47年4月1日生まれの男性について、2020年度以降に無料クーポンが順次配布されています。
無料で抗体検査を受けられますので、できる限り受診するようにしましょう。全国4万ヶ所の診療所や病院で抗体検査&予防接種を受けることができます。
自身が居住しているエリアの診療所・病院については、厚生労働省のホームページをご確認ください。
参照:厚生労働省 風疹の追加的対策について
なお、昭和47年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性については、2019年度に抗体検査と予防接種の無料クーポンがすでに配布されています。
自費で抗体検査を行う必要がある人とは?
自費で抗体検査を行う必要があるのは、昭和54年4月2日以降に生まれた男性かつ市区町村での補助がない方です。
市区町村のホームページは分かりにくい場合もあります。自分は対象ではないと思っても、念のため居住している市区町村に電話等で確認することをおすすめします。
風疹抗体検査の費用の目安(自費)
抗体検査の費用は病院によって大きく異なります。自分が確認した際は、2500円~7000円と大きな開きがあり、おおよその平均としては4000円くらいでした。
そのため、家の近くで風疹の抗体検査を実施している複数の病院に電話して、あらかじめ値段を確認しておくことをおすすめします。風疹の抗体検査を受けることができる病院については、自治体のホームページに記載されています。
電話する際に予防接種の費用も併せて確認しておきましょう。抗体検査同様に予防接種も病院によって値段が異なっており、自分が確認した際は4000円~9000円とこちらも差がありました。
風疹抗体検査の流れや所要時間
抗体検査自体は所要時間は約10分です。ただ、医師との問診がある病院もありますので、時間には余裕を持って行くようにしましょう。
抗体検査の流れとしては、以下になります。
- 電話等で予約
予約の際、来院時間を指定される場合があります。血液検査を行うため、採決当日に医療機関に検体を送付する必要があるからだそうです。(自分の場合は朝11時までに来てくださいとのことでした) - 病院で医者との問診
病院によっては省略する場合もあります。 - 病院で採血
- 結果判明
- 病院で結果受領
数値が書かれた検査書をもらい、医師から数値に対する説明を聞きます。抗体不十分ということであれば、後日予防接種を行います。
結果判明までの日数
結果判明までの日数は通常3日~1週間程度です。長期連休前の場合は1週間以上かかることもありますので、採血の際にでも結果が分かる日を確認しておきましょう。
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