航空会社の路線運休について、予約者の取り扱いや振替等の手続き方法についてまとめました。
- 航空会社が路線運休した場合の取り扱いや手続き方法を知りたい人
- 予約していたフライトが路線運休の影響を受けた人
ビジネスの移り変わりが激しい昨今、航空会社が路線運休を決定することは珍しくありません。予約しているフライトがキャンセルになったり、スケジュールが変更になることも十分あり得ます。
JALやANAなどのフルキャリアよりも、特に格安航空会社(LCC)では頻繁に路線の新規就航や運休を行っていますので、LCCを利用する際には路線運休やスケジュール変更がありえるということを念頭に予約をしましょう。
本記事では、筆者が予約したスクートのフライトが実際に路線運休になった経験を元に、予約者の取り扱いや提示された選択肢を紹介します。
【実際に経験】スクートがバンコク⇒関空の昼便を運休
筆者が2020年1月に予約していたスクートのバンコク(DMK)⇒関空便が路線運休となり、予約したフライトを変更せざるを得ない事態となりました。
幸いなことに、運休の決定が2019年8月だったこともあり、出発直前にバタバタすることもなく余裕を持って予定を変更することができました。
自分の場合、驚きだったのが航空会社からの正式発表よりも前に、報道各社が路線運休を報じたことでした。
不安になったので航空会社のコールセンターに連絡しましたが、そのような事実はないとしか回答を得られませんでした。
結局、路線運休がスクートから発表されたのは報道から約1か月後で、登録したメールアドレスに路線運休の旨が書かれたEメールが届きました。最初は英語のメールが届き、数日後に日本語のメールが送られてきました。
スクート路線運休時における予約者の取り扱い
スクートの路線運休時に実際に提示された選択肢や手続き方法について紹介します。
5つの選択肢をスクートが提示
スクートの場合、運休の決定が2回に分けて行われました。9月14日~10月中旬の便は7月中旬に運休が発表され、10月中旬以降の便については8月末に運休が決定しました。
スクートは同じ系列会社のノックスクートが同一路線(バンコク⇒関空便)を夜便で運航しています。自分はそちらに振り替えることで旅程への影響はほとんどありませんでした。
以下は実際にスクートから届いたEメールの文面を紹介します。5つの選択肢が提示されていました。
- 2019年9月13日以前のスクート便:TR 867 大阪(関西)-バンコク(ドンムアン)/TR 866 バンコク(ドンムアン)-大阪(関西)へ、追加料金無しでの変更。
- ご予約されているご出発日から14日以内のノックスクート便:XW111 大阪(関西)-バンコク(ドンムアン)/XW112 バンコク(ドンムアン)-大阪(関西)へ、追加料金無しでの変更。
- ご予約されているご出発日から14日以内のスクート便:TR869東京(成田)-バンコク(ドンムアン)/バンコク(ドンムアン)-東京(成田)へ、追加料金無しでの変更、および150シンガポールドル(SGD)のスクート・トラベル・バウチャー。
- 未使用航空券100%分を、ご予約の際にご利用いただいたお支払い方法にて返金。
- 未使用航空券120%分を12か月有効のスクート・トラベル・バウチャーと交換。
手続きに期限あり
手続きの期限についてもEメールに明記されていました。路線運休が決定したフライトのチケットをお持ちの方は手続き期限を必ず確認しましょう。
↓はスクートから送られてきたメールの文面です。
2019年10月13日までいずれのお手続きもない場合、すべての未使用航空券に対して、お支払いいただいた方法にて払い戻しをさせていただきます。払い戻しには第三者の製品およびサービスは含まれませんのでご注意ください。
別フライトに振り替える場合は早めの手続きを
路線運休が決定した際、別のフライトに振り替える場合は早めに手続きを行いましょう。多くの人が路線運休の影響を受けている場合、振替フライトが満席になる可能性もあります。
満席になった場合は、一度返金を受けて再度別の航空会社のフライトを予約し直すことになったり、旅行全体をキャンセルすることにもなりかねません。
振り替えるフライトが決まり次第、速やかに手続きを行うことをおすすめします。
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