クロアチアの鉄道について、路線数や利便性、車内の快適度について紹介します。
- クロアチアの鉄道のおすすめ路線や利便性について知りたい人
- クロアチアで国際列車を利用したい人
クロアチアの鉄道は、政府による鉄道事業への投資が少なかったため、多くが単線や非電線のままで残っています。
また、クロアチアは国土に山が多いこともあり、急勾配やカーブが多く、高速鉄道を建設するのは困難なため、バスが主に市民の足になっています。
本記事では、クロアチア鉄道の利便性について、クロアチアの国際列車を利用した経験をもとに紹介しています。
クロアチア国内はバス移動が主流で鉄道利用者は少ない
クロアチア国内では高速バスの利用が主流で、鉄道を利用する人はかなり少ないです。
その理由としては運行本数が挙げられます。ザグレブのバスターミナルではひっきりなしにバスが発着しているのに対し、ザグレブ中央駅は発着列車が1時間に1本くらいという状況です。
レストランやカフェなどの入っているテナント数も雲泥の差で、ザグレブ中央駅は寂れている感が否めませんでした。
国際列車以外のクロアチアの鉄道利用はおすすめしない
筆者の感覚としては、クロアチア国内での電車利用はおすすめしません。鉄道を利用したい場合、唯一おすすめできるのが国際列車です。
公式サイト:クロアチア国鉄(英語)
国際列車については、首都ザグレブとグラーツ(オーストリア)やリュブリャナ(スロベニア)を結ぶ列車が運行されています。少し古い車両にはなりますが、ヨーロッパの鉄道の旅を楽しむことができます。
ザグレブとリュブリャナの国際鉄道での移動方法については、別記事に詳しくまとめています。
国内路線は鉄道網が発達していない
筆者がクロアチア国内での鉄道利用をおすすめしない理由としては、クロアチアではバスが主要な移動手段になっているため、鉄道網が発達していないことが挙げられます。
ザグレブの中央バスターミナルは連日多くの人が利用しているのに比べ、ザグレブ中央駅は列車が到着したときだけ少し人だかりができる程度です。
↓の公式サイトでもわかりますが、特に南部は鉄道が国内全土を網羅していないのがわかります。
公式サイト:クロアチア国鉄 路線図
列車の運行本数が少ない
クロアチアの鉄道は運行本数が少ないのも特徴です。国際列車であれば1日数本程度は運行されていますが、国内の主要路線であるザグレブ―スプリット間は1日1本しか運行されていません。
また、主要都市間であるザグレブ―リエーカについても、1日3本程度しか運行されていません。
なお、北部路線の本数はまだ多く1日5本程度ありますが、それでもバスの本数には遠く及ばないのが実情です。
公式サイト:クロアチア国鉄 時刻表
クロアチアの国際列車の車両や乗り心地
筆者はザグレブーリュブリャナ(スロベニア)間の国際列車を利用しました。乗り心地や座席は問題なく、↓の写真のように6席ごとに1部屋になっていて空調も完備されていました。(2等客車)
ただ、バスでの長時間移動と比べると快適に車内で過ごせると思いますが、西ヨーロッパなどの鉄道先進国と比べると見劣りしますし、車両や内装も古い感じでした。
【併せて読みたい】クロアチア・スロベニア10日間の旅行予算
クロアチアとスロベニアの10日間で周遊旅行について、筆者が実際にかかった費用にを記事にまとめています。
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